ふと、自分が物心ついた時ってどんなだったかな、と思ったのですが、意外とこれがハッキリ覚えてるんですよね。


2歳か3歳くらいの頃でしょうか、家を新しく建て直してそこに移り住んだのですが、その新しい家に住み始めて数ヶ月後くらいの事。
居間でお昼寝していて、ふと目が覚めて上半身を起こして。
その瞬間、何というか、世界を知覚したんですよね。

両親に対しても、その人らが両親…というか、信認しなきゃいけない人なんだこの人たちはっていう感覚があっただけで、今で言うところの初対面の時に感じるような違和感に襲われたのを覚えていますから、その昼寝からの覚醒前後でハッキリと意識の境界があるのは間違いないという確信があります。

家を建て直す前、以前住んでた家の記憶もうっすらとあることはあるのですが、全てが他人の視点を借りているような感覚です。
まるで前世の記憶を覗いているかのように、現実味の無い映像で思い起こすことができるんです。








んで、何が悲劇かって、中学生の頃は、この以前の家の記憶の事を本当に前世の記憶だと勘違いしてしまっていたため、中二病というか邪気眼がより重篤化していたという厳然たる事実で。

これこそ記憶の彼方に消し去ってしまいたい黒歴史そのものなんですが、残念ながら今でも時折鮮明にエピソードがフラッシュバックしては布団の中で悶えております。ホントマジで勘弁してほしい。