2015年08月07日

さて、今日は日野イズム氏の新作小説について、レビューと宣伝を兼ねて記事にさせていただきたいなと思います。許可もらってませんけど。

ちなみになぜ唐突にこんなこと書き始めたのかというと、単にネタがな、あ、いや、素晴らしい本だったので売れてほしいという願いを込めてちょっとね。すっげえ言い訳がましい。
さて、またたびさんの続編です。
半年で続編が出るとは正直思っておりませんで、ファンとしては嬉しい限り。

ちなみに舞台もキャラもすんなり頭に入ってきますので、別に今作から読んでも全く問題ありません。
とりあえずまたたびさん変人すぎカワイイ!とだけ覚えておけば予備知識としては十分です。
プロとアマの違いってやっぱりそういう初期設定の読者へのしみ込ませ方に出ると思うんですよね。(超ドヤ顔)


今作はいよいよ研究室に配属後の話になってきます。
たぶんですけど、書きたいと日野氏が最初に想定してた舞台はこっからなんじゃないかなーと。

配属前の話だった前作も面白かったんですけど、今作からはよりディープというか、理系の研究室あるあるがそこかしこにちりばめられすぎてて、なんというか心の奥底のいらん部分が疼いてくる感覚がありますね。
カンファで叱られる内容とかがおま俺過ぎて震える。怖い。

っていうかそもそもまたたびさん自体、天才であることを除けばどこの学部にも必ず一人はいる魔物のような何かですよね。うちの研究室には幸いにして生息していませんでしたが、行動とかにすっげえ見覚えがある気がするんですけど。あれが萌えキャラ化されるとこうなるのか…!という変な感動を覚えそうだったり。


情報工学ミステリというジャンル(?)ですので、技術のお話(今作では人工知能と画像処理技術)も出てきます。
私自身専門で学んでいたわけでもないので素人同然の知識しか持っておらず、初耳の技術のお話とかも出てくるのですが、それにもかかわらず内容を理解するのに問題ない程度の説明が自然になされているのは見事と言う他ありませんね。
小説という物語の中で科学技術の説明をするとか想像以上に難しいことだと思いますよ。本記事の最初の部分と同じことを言うようですけど。

あと、本筋とは関係ないところで個人的に一番面白かったのは、日常パートでの軽妙なやり取り。
友人をはじめ、研究室の他のキャラもいい味出してるんですよ。こういう漫才みたいなやりとりは、飲み会でうまいこと言えた後、家でシャワー浴びながらガッツポーズとっちゃうようなタイプにとってみればまさに垂涎物のエサと言えますね。はい、僕のことです。


総じて、僕のために書かれた本かな?というくらいツボでした。
またたびさんシリーズが以降続刊してくれることを願ってやみません。みんな買おう。
ヨドバシカメラ秋葉原の7Fにある有隣堂にはサイン本が置いてあるよ!僕はもう確保したから!

kannbaramotono at 15:07│Comments(0)TrackBack(0)

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